おつかれさまの新米大福

ここしばらく続いていた緊張感のある仕事がひと段落した日の夜。 半月前に購入したまま使用する機会がなくて、スタンバイ中だった急須で新米茶を入れた。 お供は六花亭の季節の商品、新米大福。 筋肉まで緩みきった夜。

平日夜の名無しごはん

週明けの今日。何だか調子が乗らないまま仕事を終えて帰宅したのが21時。 ぼんやりした気持ちを引きずりながら、冷凍しておいたブロッコリーを冷蔵庫から取り出し、電子レンジで中途半端に解凍する。 次に、お茶碗ごと冷蔵していたご飯をまたまたぬるい程度…

横縞の海

ボーダー柄が似合う、と言われる。 ストライプ柄の場合、骨格診断を受けた時に縦縞の布生地を当てられるや否やアナリストに苦笑いされる程似合わないのだが、ボーダー柄だと線のシャープさが薄れるのか、曲線で形成された私の顔にもまずまず馴染んでくれる様…

夜寝る前の過ごし方

夜の静けさが大好きだ。 例えば、平日の仕事から帰宅した後のあれこれを済ましてあとは寝るだけという瞬間や、 あるいは、休日正午の穏やかな時間がそのまま移ろいだかのような午後22時も。 音や光に敏感なタイプなので、大抵は無音で灯りも暗めにして。 そ…

夜歩く

夜の散歩が大好きだ。 寂れた港町に住んでいた青春時代は、夜の港を歩くのが好きだった。 港と言っても決して洒落たものではない。 ぶっきらぼうに並べられた小型漁船達や、もぬけの殻の倉庫や事務所。 日中はたくさんの人達が労働している、生活感あふれて…