平日夜の名無しごはん

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週明けの今日。何だか調子が乗らないまま仕事を終えて帰宅したのが21時。

 

ぼんやりした気持ちを引きずりながら、冷凍しておいたブロッコリーを冷蔵庫から取り出し、電子レンジで中途半端に解凍する。

 

次に、お茶碗ごと冷蔵していたご飯をまたまたぬるい程度に温める。

 

大きなボウル皿へお茶碗をひっくり返してご飯を乗せる。

 

ブロッコリーもボウル皿へ移し、その隣にはカルディで買った「カレー鯖缶」を添えて。

 

スライサーで薄くスライスしたチーズをブロッコリーの上に乗っけて、胡椒をガリガリと挽く。

 

全て揃ったら、再び電子レンジでチンして。

 

鉄分豊富でトロピカルなフルーツミックスジュースをコップの中に注いだら、少し遅めの夕ごはんの完成。

 

この料理について、特にレシピも名前はないけれど、

 

私の生活に溶け込んだ、とりとめもないけど、とても大好きな名無しのレシピ。

横縞の海

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ボーダー柄が似合う、と言われる。

 

ストライプ柄の場合、骨格診断を受けた時に縦縞の布生地を当てられるや否やアナリストに苦笑いされる程似合わないのだが、ボーダー柄だと線のシャープさが薄れるのか、曲線で形成された私の顔にもまずまず馴染んでくれる様だ。

 

といっても現在、私が持っているボーダー柄の洋服は、

 

無印良品の「太番手天竺編み長袖Tシャツ(パネルボーダー) ・生成×ネイビー」

 

のみである。

 

こちらを長年愛用していて、くたびれては買い替え、またくたびれては買い替え、を繰り返していた。

 

この春まで着ていたものも、まあまあ着古してきたので、秋になったら買い替えることを前提にさっさと処分してしまった。

 

秋めいてきた近頃、そろそろ買いに行くかとネットで在庫検索をしてみたところ、

 

(私の住んでいる北海道では)取扱店舗なし、とのこと。

 

ネット在庫も欲しいサイズは残りわずがとなっている。

 

うーむ。それじゃあ、パネルボーダーじゃなくて普通のボーダーにしようかなあ。でも無印の商品だとパネルボーダーの方がやっぱり好きだし。ネットで買うとこれのみだと送料がかかってしまうなあ。そもそも、このカットソーにこだわる必要があるのかな。と考え始めて。

 

すぐに買い換えなかったのは、そもそも「スタメンの補欠」っていうポジションだったから。

 

ここぞという仕事や楽しいプライベートのためにメインでスタンバイしている洋服達があって、こちらはそうじゃない時。例えば、事務作業だけのラフな服装でいたい日とか、近所で用事があるだけの休日とか。もう少し切実だと、他の洋服達が洗濯中な場合の補欠の様な。

 

勿論、適度に体にフィットするサイズ感とか、お値段が手頃というのもある。

 

なので、折角の機会だから少し値段が張っても、同じくらい体に馴染みそうなデザインで、かつ私のパーソナルカラーに合うボーダーカットソーを探すことにした。

 

そうして購入したのは「NAPRON」というブランドのもの。

 

試着をして、ゆとりがあるけどダボつかない所と、生地が割と薄手なのでインナーを仕込めば長い季節着られそうなところが気に入りました。色は薄いブラウンで肌色にも馴染む。

 

ボーダー柄が好きになりそうな秋。

夜寝る前の過ごし方

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夜の静けさが大好きだ。

 

例えば、平日の仕事から帰宅した後のあれこれを済ましてあとは寝るだけという瞬間や、

 

あるいは、休日正午の穏やかな時間がそのまま移ろいだかのような午後22時も。

 

音や光に敏感なタイプなので、大抵は無音で灯りも暗めにして。

 

そしてお気に入りのティーカップでお茶を飲むひととき。

 

市松模様が少しモダンなこちらのカップ&ソーサーは昭和生まれなレトロな品。

 

最先端よりも少し古いもの、懐かしいものの方が自分には似合う、と思っている。

夜歩く

夜の散歩が大好きだ。

 

寂れた港町に住んでいた青春時代は、夜の港を歩くのが好きだった。

 

港と言っても決して洒落たものではない。

ぶっきらぼうに並べられた小型漁船達や、もぬけの殻の倉庫や事務所。

日中はたくさんの人達が労働している、生活感あふれている場所の寝静まった姿をわざわざ見たいがために、ボディーガード役の飼い犬と共に毎晩毎晩歩いていた。

 

この傾向は20年ほど経った今も変わりない。

 

最近の散歩のお気に入りは、工業団地の周辺にある町工場が点在している場所である。

 

本来人が賑わう場所が、もぬけの殻となっているとう、なんとも言えない寂しさに情緒を感じるのだろうと、自分自身を分析している。

 

この感覚。中々、他人に説明しづらいし、話したところで共感してもらえるのかも謎だと思っている。

 

だけど、私は私自身のこの感覚、この価値観を愛しく思っていて、これからもずっとずっと、たとえ私を取り巻く環境が変化していったとしても、手離さずに大切に守っていたいのだ。

 

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